2013/05/24

簡易的にぼかしと調整だけで画像の線の太さを修正する方法

CELSYS社のイラスト制作ソフトのプラグインコンテストが開催され、その大賞を受賞されたプラグインに、ラスター画像(ベクター画像ではないもの)の線幅を太くするプラグインというのがありました。
アルゴリズムが気になっていたのですが、ある日別件で調べていたところ、簡易的にですが似たような効果を発見したので書き留めておきます(ただし課題あり)。

主に使用するフィルタ

  • ぼかし処理
  • コントラスト調整 or レベル補正
ぼかし処理で線をふくらませ、コントラストなどを補正してぼけてる部分を濃くするわけです。

具体的な操作

とりあえずCLIP STUDIO PAINTを想定しておきますが、Photoshop やそのほかの画像編集ソフトでも可能ですね。
前提として、操作する線画レイヤーが透明度を持つ場合(線画の線以外が透明な場合)を想定しています。 背景色が白色などの場合は、以下の(6)で白いレイヤーを作る作業をとばしてください。
まずは、「線画」レイヤーに画像をおいておきます:
処理前の画像
  1. 線画レイヤーを複製
    image
  2. 複製したレイヤーを「ガウスぼかし」でぼかす。
    基本的にこのぼかす範囲によって太さが変わります。image
  3. ぼかしたレイヤーを「比較(暗)」or「乗算」モードにする
    image 
  4. 「線画 のコピー」を更に複製し、ぼかされた部分を濃くする
    image
  5. 上の(4)で複製したレイヤーと、「線画 のコピー」と「線画」の、計三つのレイヤーを結合する。
    image
  6. [メニュー]→[レイヤー]→[新規レイヤー]→[べた塗り]で白を指定し、白いレイヤーを作成する
  7. 新しくレイヤーフォルダをつくり、一番目に「線画」レイヤー、二番目に白いレイヤーをおく
    image 
  8. [メニュー]→[レイヤー]→[新規色調補正レイヤー]→[明るさ・コントラスト]や[レベル補正]や[トーンカーブ]を、「線画」レイヤーの上に作成し、線をはっきりさせる(下記の画像はトーンカーブのみで調整)
     image
  9. 鮮やかな色になりすぎたときは、彩度を調整するなどする

処理結果(コントラストの補正で調整したバージョン):

image
さらに太くしたり、細くしたりもこれでできると思います。

課題

といっても、このやり方には課題があります。
  • 線の交点が太くなりがち、交点の周りが若干ぼける
      image
  • 調整しないと、色が濃くなる、薄い線が消える場合がある
元の線画のサイズから縮小して使用するのみなら、気にならない…かも?
というわけで簡易版ということでよろしくです。

あとがき

自作プラグインのカケアミの自動生成アルゴリズムの方も、そのうち書きたいな…と思います。

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